マニュアル作成ツールEZLecture(イージーレクチャー)の導入社数が、販売開始から約8年3ヶ月で1,000社に到達しました。
最近では、EZLectureが得意とする「業務システム導入時のマニュアル作成の効率化」を目的に利用される企業に加え、「製造工程の動画マニュアル作成」や「医療・介護サービスの動画マニュアル作成」といった、デジタル化できない業務の動画マニュアルを自分たちで作成したいという目的で導入する企業が増えています。

導入目的の傾向

EZLectureには業務システムを普段通り操作するだけで、自動的にマニュアルを作成する機能が搭載されています。そのため、新しい業務システムを導入する際にEZLectureを利用されるケースが圧倒的に多く、2019年12月以前は96.3%を占めていました。ところが、2020年以降、その割合が年々下がり、2022年1月から8月の8ヶ月間では58.2%になっています。

短期間で多能工を育成するために

新たな導入目的として、特に小規模事業者や中小企業において、現場作業を短期間で習得できる動画マニュアルを制作したいというご相談を多く頂いており、その割合は、2019年12月以前は僅か3.4%だったのですが、2020年は10.0%、2021年は26.0%、2022年(8ヶ月)は40.5%を占めるまでになっています。

マニュアル作成ツールEZLectureの期間別導入目的の割合
マニュアル作成ツールEZLectureの期間別導入目的の割合

過去において、この分野はEZLectureの主戦場ではないと認識をしていましたが、マニュアルを自社の目が行き届かないストレージに保存することへの抵抗感や、マニュアル作成ツールを利用するのにかかる継続的な費用がネックとなり、クラウド型のマニュアル作成ツールを導入できない企業が一定数あることがわかりました。そして、オンプレミス型で、低価格・ランニングコスト不要のEZLectureにも勝機があると判断しました。
そこで、一昨年よりいくつかの企業と共同で、現場作業の動画マニュアルを研究するプロジェクトを立ち上げ、動画マニュアルの有効性を調査しました。このプロジェクトでは、EZLectureで作成可能な複数パターンの動画マニュアルを共同で制作し、実際に現場で利用していただきました。そして利用者のフィードバックを元に繰り返し改良を施し、短期間で多能工を育成するのに有効な動画マニュアルの絞り込みを行いました。その結果、2つのパターンの動画マニュアルが現場に浸透しやすく、多能工を短期間で育成するのに有効であることがわかりました。
弊社では、このプロジェクトで得られた知見を、ご相談いただいたお客様に提供しています。
また、ご希望の方には、作成方法のレクチャーも無料で行っています。

EZLectureについて

EZLectureは、紙のマニュアルや動画マニュアル、チュートリアル、eラーニング教材を簡単に作成できるソフトウェアです。
新しい業務システムを導入する際のマニュアル作成では、マニュアルの作成時間が従来の95%も削減された事例があります。また、現場作業の動画マニュアル作成を内製化することで、コストを75%も削減した事例もあります。
日本では2014年5月の発売以来、約1,000社が導入しており、上場企業から個人事業主まで業種・業態・規模を問わず採用されており、経済性とライセンスの柔軟性に優れていることから多くの支持を集めています。